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海外の皆さまへのレッスンが7月には重なりました。 |
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タイトルの研修生の皆さま以外にも、京都教室にて、ロシア、ドバイからのお客さまにプライベートレッスンをさせていただいています。 |
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さて、そのアメリからの研修生約40名さまは、グレードが日本では高校生にあたる皆さまたちだったのですが、若々しい柔軟な発想でユニークなご要望もたくさんいただき、非常に楽しいレッスンとなりましたので、少しご報告させていただきます。 |
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通常、私が短時間で書道未体験の海外の皆さまに書をお教えする際は @まず簡単に筆運びの基本をお伝えし A続いてご自身の書かれたい好きな「言葉=文字」を決めていただき Bその文字を時間の許す限り重点的に書き込んでいただく C最後に色紙の上に1回勝負でその文字を書いていただき、ご自身の作品としてお持ち帰りいただく。という流れを取らせていただいています。 |
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アート作品風に仕上がったと喜んでいただくことが多く、これまで選ばれた言葉も「愛」「自由」「お名前の仮名書き」など、日本人でもなるほど納得という文字が多かったのですが・・・。
今回はさすがに自由な発想に富み、情報収集力にも長けた青年たちというところでしょうか、予想外な文字のご要望がたくさん飛び出してきました。 |
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ある青年は「アフロが書きたい。自分の髪型にプライドがあるから。それからドランゴンとcelestialも。」とのこと。celestialは訳しづらいので「天」にさせていただいたんですが、1枚の色紙にその全ての文字を書かれると「天と龍とアフロ=自分」が一つになった作品に・・・。なんだか壮大で逞しい気がしてきました。 |
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一人の女性は「ツケマツゲ」が書きたいとのことで、「なぜ?」とお聞きすると、きゃりーぱみゅぱみゅさんが好きだからとのことで、「忍」「術」などのご要望は NARUTO -ナルト- のファンだからということでした。 |
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全てがこうしたご要望ではなく、「家族」「和」「月」などのご要望もありましたが、海外の青年は、日本の古典文化も新しい文化も全て一つとして日本をイメージ的にとらえているんだなと感じ、何故か新鮮なことを教わったような気分になった一日でした。 |
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最後にお庭に見入っておられる姿も印象的でした。 |